米テスラ社 ビットコイン(BTC)決済、EV支払いを一時停止 イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO) 「マイニングによる環境負荷を懸念」

米テスラ社 ビットコイン(BTC)決済、EV支払いを一時停止 イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)「マイニングによる環境負荷を懸念」

2021年5月12日、米国のTesla社は、暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを使った電気自動車(EV)などの購入手続きを停止したと発表した。

米テスラ社(Tesla, Inc.)は、「マイニング」と呼ばれる発電のために化石燃料の使用が増えていることを懸念したという。

米テスラ社(Tesla, Inc.) CEOのイーロン・マスクは、2020年12月12日付けのTwitterへの投稿でこのことを明らかにしました。その投稿では、「仮想通貨は良いアイデアであり、さまざまな面や将来性において可能性を秘めていると思いますが、環境に大きな負担をかけるわけにはいきません」と話した。

Tesla, Inc.CEO イーロン・マスク氏「米テスラ社で購入保有しているビットコインの売却予定はない」

2021年2月、米テスラ社(Tesla, Inc.)は15億ドル相当のビットコイン/BTC(約1600億円)を購入したことを発表し、2021年3月下旬から米国でEVなどのビットコイン/BTCでの決済を開始しました。

自動車の電動化により石油依存からの脱却を目指すテスラは、環境負荷の大きいビットコイン/BTCを決済に使用することについて、一部では「ESG(環境・社会・企業統治)の流れに反する」と批判されている。

米テスラ社(Tesla, Inc.) イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)は「米テスラ社で購入保有しているビットコイン/BTCの売却予定はない」と述べ、マイニングに使用される電力が「より持続可能なエネルギーに移行していく中で、それらの保有分を取引可能にしていく」と述べています。

イーロン・マスク (Tesla, Inc. CEO)

「米テスラ社で購入保有しているビットコイン/BTCの売却予定はない」

米テスラ社(Tesla, Inc.)は保有するビットコイン/BTCを売却することはなく、マイニングがより持続可能なエネルギー源に移行すれば、ビットコイン/BTCを使った取引を再開することを示唆しています。また、ビットコイン/BTCよりもエネルギー消費量の少ない他の仮想通貨での支払いも検討するとしています。

米テスラ社(Tesla, Inc.)がこれまでに売却した15億ドルのビットコイン/BTCのうち、どれだけの金額を売却したのか、また、採掘電力の問題が知られているにもかかわらず、なぜビットコイン/BTCを購入したのかは明らかになっていません。

クリーンエネルギーでマイニングが行われるようになったら、米テスラ社(Tesla, Inc.)はビットコイン/BTCの取引を再開するのか?

暗号資産に不可欠なマイニングと呼ばれる膨大な計算作業は、大量の電力を消費します。マイニングが盛んな地域は、電気代が安い中国、ロシア、カザフスタン、イランなどで、これらの地域の多くは化石燃料による発電に頼っていると言われています。

ビットコイン/BTCのマイニングでは、昨年の時点で平均7.46GWを消費していましたが、今年は同じ調査で16.71GWと推定されています。

ビットコインのマイニングエネルギー消費量は「異常」であると述べるイーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)ではあるが、クリーンエネルギーでマイニングが行われるようになったら、米テスラ社(Tesla, Inc.)はビットコインの取引を再開するのか?

今後の米テスラ社(Tesla, Inc.)の動向に注目しつつ、イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)は、環境負荷の少ない仮想通貨に既に関心を移しているのかもしれません。

イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)お気に入りの仮想通貨 ドージコイン(DOGE) でテスラ車の購入が可能になる未来になるのか?

ほんの数日前、イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)はツイッターのフォロワーに、ビットコイン/BTCだけでなく、最近お気に入りの暗号通貨:ドージコイン(DOGE)でもテスラ車の購入に使えるようにすべきかどうかを問いかけていたので、突然の心変わりは、周囲の意見が影響しているのかもしれません。

イーロン・マスク氏は、ビットコイン(BTC)決済、EV支払いを「マイニングによる環境負荷を懸念」一時停止。この突然の心変わりは、彼の周囲の人々の意見によるものかもしれません。

彼は、ビットコイン/BTCの取引を一時的に停止するとツイートした際に、「1回の取引でビットコイン/BTCの1%以下のエネルギーしか消費しない別の暗号通貨の決済方法を検討している」とも述べています。

イーロン・マスク氏 (Tesla, Inc. CEO) 「1回の取引でビットコイン/BTCの1%以下のエネルギーしか消費しない別の暗号通貨の決済方法を検討している」

マイニングに高い消費電力を必要とするPoWベースの暗号通貨(ビットコイン/BTCはこのカテゴリーに属する)ではなく、PoS(Proof-of-Stake)ベースの暗号通貨である可能性があるようです。

ちなみに、イーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)お気に入りの仮想通貨「ドージコイン(DOGE)」はPoWを採用していることからPoS(Proof-of-Stake)ベースではありませんのでイーロン・マスク氏 推奨の仮想通貨:ドージコイン(DOGE) でテスラ車の購入が可能になる未来になるのか?についても注目が集まっており、今後のドージコイン(DOGE)の価格や価値についても目が離せない状況です。

イーロン・マスク氏(CEO)の発言「イーロン・マスク砲」で仮想通貨相場は激しい乱高下!! 2021年最強のファンダメンタルズ 仮想通貨市場で最も影響のあるインフルエンサーという実情

仮想通貨の信奉者と目されてきたイーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)の方針転換は、ビットコイン/BTC市場にも影響を与えそうだ。

情報サイト「CoinDesk」によると、2021年12月12日午後に54,000ドル台で推移していたビットコイン/BTCの価格は、イーロン・マスク氏(CEO)のTwitter投稿後に大きく下落し、一時50,000ドル台を割り込んだ。イーロン・マスク氏(CEO)の発言と関連するかどうかは別として、ビットコイン/BTCの価格は大きく下落しています。

このイーロン・マスク氏(CEO)の発言「イーロン・マスク砲」で仮想通貨相場は乱高下を繰り返すことから…

2021年最強のファンダメンタルズ「米テスラ社(Tesla, Inc.) イーロン・マスク」

2021年 仮想通貨市場で最も影響のある最強インフルエンサー「米テスラ社(Tesla, Inc.) イーロン・マスク」

とも騒がれており、暗号資産市場で最も影響力のあるイーロン・マスク氏(Tesla, Inc. CEO)の活動や発言は、相場を牽引する相場操縦士とし世界中の個人投資家や機関投資家間に「イーロン・マスク砲」として定着しており、仮想通貨や株式市場で絶好の判断材料 ファンダメンタルにされている実情が真実なのだ。